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自分の宗派と家系を知るReligion & Family line

「自分の家系を知る事が、宗派(寺院)との付き合いの始まりを知る」という事になります。
そして、「寺院(宗派)を知る事は今後のお付き合いを考え直す」事に繋がります。

自分の家を知る

家系を知る事はかなり重要です。
● 何代(何年)前からあるのか?
● 本家はどこなのか?
● なんの家系なのか?(武士・商人・農家…)
● いつから寺院に所属しているのか?

「これが、何の関係があるのか?」
すごく関係することになります。

家紋も姓も明治以降自由に使えるようになりましたが…
それは考えないでおきます。


家系を知る(例)

私の家系を例としてみます。
私の姓は『山名』です。家紋は『笹竜胆』です。
応仁の乱で京都を焼野原にしたあの山名です。
歴史が好きな人には「山名がなぜ千葉で浄土真宗のお寺?」となります。

全くその通りで、“山名”姓も“笹竜胆”の紋も後々に入りました。
昔の家系図等を調べてみると…
(尊卑分脈などを調べた結果、名前はありますが本当かはわかりません)

開祖は足利義輝に仕えますが、義輝は暗殺されてしまいます。そして大阪の石山本願寺に入り、僧侶になったそうです。
信長との石山合戦の終結後に、家臣を連れて関東へ…。
小田原北条に350石を寄贈され、現在の地に寺院を作りました。

その家臣団は「△△一族」として複数の分家も存在します(当寺院の御門徒さんです)
信長に滅ぼされた○○家の家臣団が、「当寺院を頼って逃げた」という一族もあります。また、江戸期に幕府や天皇家との繋がりも強かったためか、船橋の街道沿い(鷹狩の通り)に移った○○一族や□□一族も当寺院の御門徒になっています。


私の家系を知るだけで、他の「△△一族、○○一族…がなぜ当寺院(浄土真宗)に入ったのか?」も、ある程度わかるのです。


宗派の支持層を知る

各宗派、教義性が異なるのは当然の事ですが、教義性が異なることで大きく違ってくることがあります。
“誰に信仰されたのか?”が変わってきます。
公家なのか?大名なのか?上級武士なのか?下級武士(地侍)なのか?大衆なのか?


なぜその寺院なのか?を知る

『“いつから”“なにが理由で”その寺院に所属しているのか?』です。
“自分の家系”と“宗派の支持層”を知れば、ある程度は必然的にわかってきます。

例としては…
『先祖代々(500年近く)その土地に住み、代々続く店を営んでいる』という人が…
公家や大名の支持(信仰)を集めていた宗派に所属しています。

なぜでしょうか?

答えはいくつか考えられますが…
● 初代が武家などで、その寺院(宗派)を信仰していた
● 家系が裕福でその寺院(宗派)を信仰していた(ステータスになる)
● 檀家制度・寺請制度によって強制的に編入された
  これらが考えられます。
だいたいの方は最後の、檀家制度・寺請制度によって強制されたものです。
(浄土真宗系を除く・日蓮宗系は一部を除く)


家格と寺院の格式

例として江戸時代を想像してください。

公家や、大名が信仰する宗派の寺院があります。
その寺院には、藩主(城持大名)や藩の有力者の菩提寺になっていたとします。

そこのお寺の檀家になれたら…ステータスになりませんか?
それが強制的であろうが、自主的だろうが…
“有力者と一般人が同じお寺の檀家になる”というステータスに変わりありません。
当然、お寺へのお布施は『有力者>一般大衆』という図式になります。
では『有力者の菩提寺=大衆の菩提寺』の図式になりますか?
大衆の目には『有力者の菩提寺>大衆の菩提寺』と映ります。
(お寺同士の寺格では、関係が無く逆の場合もあります)

これが、「ステータスを金銭で支払う買っている」となっている場合もあります。


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