現在、「終活」という言葉が作られてから一般的に認知され始め、葬儀関連の書籍は大量に出回っています。
また、テレビなどでも「終活・・・」と特集が組まれることがあります。
よくよく考えてみれば、わかる事ですが…
葬儀に興味があるから本を買うわけです。当然、新聞に折り込んで無差別に撒くより、本は宣伝効果は上がります。
そのような雑誌は、大半が大手葬儀社の社長などが談話形式で、一押し商品や自前ホールの特徴などを載せています。
雑誌の業界では、「○○特集に載せるから出資して」という広告費で賄っている雑誌も多々あります。
当社にも「○○さん(有名人)と談話形式で…」「貴社の特集を組みますから出資して…」と営業の電話がたまにきます。
「○○宗・・・」「仏教入門」のような宗教関連の本は除き…
葬儀・墓・寺についての本で、まともな本に出会える機会は非常に稀です。
「数年に1冊あるか?」といった具合です。
内容は、当社の「葬儀のトラブル」のページの内容をさらに具体的に数字(金額)を出したり、大手葬儀社に見積もりを出させたり、というように、かなり具体的な内容が書かれていることがあります。
一言で言うならば“暴露本”に近いと思います。
ですが、たまに「なんかちょっと違うな…」といった内容もあり、絶対正しいとは言えませんが、「まぁまぁまともかなぁ」と言える本ではあります。
現在、インターネットの普及に伴い色々な情報を得る事が出来ます。
まず、色々な情報を得て整理し、家族内で共有するようにしてください。
各市町村の役所や寺院に聞いても教えてはくれません。寺院でも知らない事はたくさんあります。
例としてですが「互助会に入ろうか…」と考えるのはご年配の方が中心です。
「残された者に負担をかけたくない(負担を減らしたい)」と良心で入るわけですが、パソコンを触れる事が少なく、互助会に関するトラブルが多い事を、調べる事が出来ません。
核家族化が一般的になった現在、子から親に細かな事を伝える事が難しくなっていますが、情報共有が一番の解決策です。